ザ・スイッチ「スプラッター＋青春＋入れ替わり、のドタバタ成長コメディー（）」

映画「ザ・スイッチ（2021※日本公開）」

「よし、心は女子♡のヴィンス・ヴォーンと江原正士を堪能しよう！！！！」

同監督のハッピー・デス・デイ（2U）から見た人も少なく無いんじゃないでしょうか…

というかまさしく私はコレです。

あらすじ

地味で冴えず、しかも学校で生徒たちからだけでなく、教師からもいじめられている女子高生のミリー。

そして施設から逃げ出した筋金入りの快楽殺人鬼のブッチャー。

この2人がとある出来事で体が入れ替わってしまい、ブッチャーは女子高生のミリーの体を使って殺人し放題…

しかも24時間以内に“ある事”をしないと一生元に戻れない、と知ったミリーや友達が元の体を取り戻そうと奮闘する単純明快なスプラッターホラー青春コメディーです（笑）

上にも書きましたが殺人鬼のブッチャー役に
ヴィンス・ヴォーンです。

個人的には海外ドラマのSEX AND THE CITYのゲストで出た回が印象深くて好きですね…（ロサンゼルス回）

その他の映画でもやはりコメディーのイメージが強い俳優さんですね。

“ホラー” “スプラッター”という部分はちゃんと押していきたい…やっぱり殺され方とかハードな描写ありますから…（笑）

正直自分も苦手な部類ですが “映画によっては見れる” というタイプです。

（タッカーとデイル、キャビンなどはスプラッター描写自体がギャグやお決まり、というような描かれ方がされてるのでその勢いで見れるんですが、ソウシリーズやレクター博士のシリーズは無理です…）

ストーリーとしては入れ替わりの王道のドタバタで約一時間半があっという間でした。

そしてホラーとしてのお決まりのツボもちゃんと押えてます！

そして気になったのがミリーの部屋に飾られてたPanic at the Disco（洋楽アーティスト）のポスター！！（笑）

私、Panic at the Disco大好きなんですよ…好きだからわかる…

これは陰キャじゃないと聴かない（笑）

ミリーが明るい子ではない、という表現なんでしょうね…

どうしてミリーがそういう女の子なのか、どういう家族でどういう関係性なのか、学校では誰にどんな風にいじめられてるのか…

などを序盤に丁寧に描かれてるのでブッチャーと入れ替わった時のワクワク感と爽快感がたまらないです（笑）

体を返したくないブッチャーを追いかけてるうちに、自分に依存してる母親の本心を知ったり、好きな男の子と急接近したり…

この入れ替わりの出来事がミリーの心を確実に成長させるんです。

「入れ替わり」って古（いにしえ）よりある設定なのに何故こんなにもワクワクするのでしょう（笑）

血がドバドバ出るのに見終わった後にんまりして元気になる映画です。

制作側が続編に前向き、と聞いたので是非お願いしたい…！！